【ビジュアルCIの着陸地点想定】ブランディングのひとつとして[CI/コーポレート・アイデンティティ]をビジュアルな広報戦略の一つとして取り組んで久しい。ちょうど40年前あたりだったでしょうか、社名をカタカナに変えたり、シンボルマークやロゴタイプを変更してみたり、世の中CIブームでした。35年前あたりの当社にもその流行の波?は押し寄せて来たのを覚えています。私はどちらかと言うとその方面には親しい方だったと自負していますが、社内の足並みが揃わないままに取り組みするのは愚の骨頂という考えを強く持っていましたから、その波をどうはぐらかそうかという考えの一人でした。それで二つだけ取り上げようとしたのが、①それまで使っていた隷書体のロゴタイプの正確な反復と、②シンボルカラーの採用だけに止めておこうというものでした。ロゴタイプはプロポーションが良いものを選んでこれで統一させることで説得し、色については上の二人が別の発想からでしたが偶々青と赤の組み合わせがお好きなようでしたので、そこに駆け込むことといたしました。それで一件落着。それから20年経って、とくに建築の仕事を取組むうえで隷書体の漢字表記にはかなりの抵抗感がありましたので、ローマ字表記に逃げ込もうとした時に、今のシンボルマークに落ち着いたというわけです。最近では、モノカラー表記の必要なケースも結構感じられることもあり、試しています。一般的なスタイルで試みていますが、白抜き表記は未だしっくり来ておらず、もう少し試行錯誤を繰り返すことになりそうです。着陸地点は、もう少しコントラストを抑えたあたりかなと…。
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