積極的なICTの導入でサステナブル企業へ
さまざまな最新技術で現場を変える
技工団の土木部では、2015年頃からICTを導入した「i-Construction」を本格化させました。それから徐々に規模を拡大していき今では、「ドローン」「CIM」「AR」などをはじめいくつものシステムを日々の業務の中で利用。事業活動における生産性や経済性の向上、社員の業務効率化、さらには3Dによるお客様への分かりやすいプレゼンテーションなど、さまざまな効果を生み出しています。
ICT導入は若手社員が中心になって取り組んでいます。その一方で、熟練した技術を有するベテラン社員は、持てる知識と経験をICT利用と融合させ、若手社員の技術練達に勤めています。現場の業務効率化と働き方改革、そして社員教育にもICTは有効で、さらには挑戦する社風の醸成にも良い効果をもたらしています。
建設業界は将来的に労働人口の不足が課題です。今後も持続可能な活動を展開する上でICTの利用は、欠かせない新しいスタンダードになるでしょう。社会や業界でICTの技術革新が進むたびに、技工団ではロードマップを柔軟にアップデートしながら、先を見据えたチャレンジを続けます。
チャレンジ(チェンジ)する技工団
- ICT導入で見込まれる効果
時代のニーズに対応していく
働きやすい環境づくり、ワーク・ライフ・バランスの実現など
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CIM【計画・管理】
CIM(Construction Information Modeling)は計画、調査、設計段階から3次元モデルを導入する計画・管理システムです。施工や維持管理の各工程でも3次元モデルに連携することで、お客様を含む事業関係者で情報の共有を容易にします。
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3D【共通認識をつくるツール、情報(数量計算など)】
3Dモデルを用いて図面データを制作、管理することで、多くの人が現状や完成予想を理解しやすくします。また、施工プロセスのシミュレーションを行うことも可能です。
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AR【確認、視覚的に分かりやすく】
ARを活用することで、実際に見えている風景にデジタル技術で作られた画像を重ねてみることができ、図面だけよりもわかりやすく完成形のイメージを現地で確認できます。
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ドローン【測量・検査】
遠隔操作できる小型の無人航空機。技工団では大小、複数のドローンを有しています。地形の把握や現場確認、図面作成は従来に比べて迅速で正確、そして安全です。また、人が入っていけない場所での現状確認などでも活躍します。
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ワークスタイル×DX【クラウド活用・ペーパーレス化・リモート】
3DやARの活用をはじめ、業務のペーパーレス化や必要書類の管理や共有など、業務の効率化を促進します。現場にいながら事務所との打合せがリモートで可能になるなど、移動や資料携行の負担軽減にもつながります。
無理なく効率良くレベルアップする
5年プログラムによる教育
社員の成長が企業の将来を決定するため、若手教育は戦略的に行っています。新入社員は「5年プログラム」により、段階的に無理なく効率的なレベルアップを目指します。特に最初の1年間は研修期間として、現場に配属することなく、社会人としての基本、現場の基礎等を集中的に学習。十分な準備を経てから現場で活躍してもらいます。
5年プログラムによる教育体制
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- 1年目
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社会人スキル、技術スキルの基本の習得(座学)
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- 2年目
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それを現場で実践、及び資格取得(主に施工管理技士)
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- 3−4年目
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現場実践のレベルアップ、工程、予算、品質、安全、環境の5大項目のマスター
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- 5年目
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若手技術者として一定の責任を与えられた上で現場の運営を担当